ラミネートベニアってどんな治療？何が出来る？

ラミネートベニアとは

ラミネートベニアとは、歯の表面を少しだけ削って（削らないものもあります）、天然の歯に近いセラミックの薄いシェルを貼り付け、見た目の改善を治療する方法です。

例えて言うなら付け爪のようなイメージですが、強力に歯と接着させるため、付け爪ほど取れやすいものではなく、派手な物というより自然な歯の風合いに近づける治療となります。

ラミネートベニアで改善出来るお悩みは、歯の形や色、小さな歯並びの問題などで、歯をほとんど削らないため侵襲が少なく、樹脂による治療に比べ劣化しにくい審美治療となります。

参考記事：キレイな歯ってどんな歯？

ラミネートベニアで後悔する人

ラミネートベニアは、歯をほとんど削らないため、後悔する人は多くありません。しかし、それでも歯は一度削ると二度とは戻らないため、セットしたラミネートベニアの出来が思っていたものではない場合、「やらなきゃ良かった」と後悔してしまうことになります。ラミネートベニアで後悔する原因は以下のようなことが挙げられます。

• 歯が大きくなったすきっ歯治療に多く、すき間を埋めた分歯が大きくなる
• 歯のバランスが悪い矮小歯やすきっ歯治療に多く、サイズが不揃いになる
• 周りの歯と色味が違うシェードの失敗で治療歯のみ白い、もしくはその逆
• 歯が分厚くなった削らない・切削不足で歯に厚みができて滑舌が悪くなる事も

これらの失敗は、主にその設計や治療計画が問題です。ラミネートベニアは作成前の設計と、模型上でのワックスアップ（歯科用ワックスで歯の形態を作る）等での確認をしていなければ、このようなミスが起き、結果として治療を公開することになってしまいます。