空隙歯列は治療が必要かどうかをご説明します。
すきっ歯というのは、「空隙歯列」という不正咬合の一種です。主に前歯の1番と1番の間に隙間がある状態を「正中離開」と呼び、一般的に「すきっ歯」と呼ばれます。
すきっ歯は、不正咬合の中でも、それほど大きな問題が起きにくい咬み合わせではあります。
ただし、問題が全くないというわけでもありません。すきっ歯だけではなく、他の不正咬合を伴っている可能性もあります。
ここでは、すきっ歯のリスクや治療の是非、治療法について詳しく説明します。
ご自身のすきっ歯がかわいいから気に入っているという方もおられますが、 すきっ歯は、お口に様々な弊害をもたらす可能性があるため、基本的には治療を行うことをお勧めします。
まずは、すきっ歯にどのようなリスクがあるのかを解説し、どのような治療方法があるのかをご紹介します。
チャームポイントだと捉え、治療を検討されていない方も、ぜひご一読いただければと思います。
すきっ歯でも、「かわいい」とよく言われる人でしたら、治そうと思う気持ちもないかもしれません。
しかし、あるとき「すきっ歯治したほうが良くない?」と身近な人に指摘を受けて治療を考えたり、鏡を見ていると徐々に気になり始める場合もあります。
歯医者さんに相談しても、咬み合わせに問題がなかったり、将来的な歯の喪失や虫歯・歯周病のリスクがなければ、治療を提案されることもないかもしれません。しかし、歯と歯の隙間が大きい場合は次のようなお口のトラブルが予想されます。
虫歯は、お口の中にいる虫歯菌が、歯や歯肉に残った食べかすを取り入れることで繁殖し、歯を溶かしてしまう病気です。 歯と歯の隙間が大きいと、食べかすがたまりやすくなってしまうため、虫歯リスクが高まるといえます。
虫歯菌と同様に、歯周病菌もたまりやすいため歯周病も進行しやすいです。 また、歯周病が進行するほど、歯肉が退縮していき、歯と歯の隙間はどんどん広がり、一層すきっ歯になってしまいます。
すきっ歯の状態では、上下の歯が正しく咬み合っていないことが多く、改善させずに放っておくことで、更に咬み合わせの悪化を招くだけでなく、頭痛や肩こりといった症状にも繋がってしまいます。
お子様がすきっ歯の状態で、「かわいいけれど治療しなくてもいいの?」と思うかもしれませんが、乳歯の場合は治療は不要です。
永久歯は乳歯よりも大きいため、将来的に、生え変わるためのスペースが必要であるため、むしろある程度すきっ歯である方が理想的です。
どうしても気になるという方は、一度、歯科を受診して、歯科医師に相談してみてください。
乳歯だけが生えている状態(乳歯列期)で、すきっ歯の矯正治療をすることは不可能ではありませんが、永久歯に生え変わるタイミングで始める方が一般的です。
ただし、乳歯列期であっても、将来的に骨格に良くないと判断した場合、3〜4歳頃から矯正を始める場合もあります。
すきっ歯の見た目にネガティブな印象をお持ちである方もいますが、フランスでは「幸福の歯」と呼ばれており、良いイメージを持たれることがあるようです。
フランスは歯並びに対する意識が高い方が多いことで知られていますが、あえてすきっ歯を矯正しない方もいるようです。
周囲の人から、すきっ歯がかわいいと言われるものの、いつかは治療したいという方は少なくありません。
すきっ歯の治療方法はいくつかあり、費用や期間も異なります。
下記に治療方法をまとめましたので、すきっ歯の治療を検討する際にお役立てください。
ダイレクトボンディング
歯と歯の隙間を樹脂で盛り付け、すきっ歯を目立たなくさせます。
セラミックの被せ物
歯の隙間が大きく、ダイレクトボンディングでは対応できない場合に被せ物を用いることがあります。ただし、歯を大きく削る必要があるため、目的が見た目の改善だけである場合は推奨できません。すでに歯の神経がない歯の場合に選択肢となる治療です。
参考記事:セラミック治療についての詳細
保険が適用されるのは、虫歯や歯周病などの治療のみですので、 見た目の改善が目的であるすきっ歯の治療は、多くの場合が自由診療となります。
ただし、例外もあります。例えば、ダイレクトボンディングのような樹脂を使う治療は、虫歯治療で削った部分を埋める際にも使われますので、虫歯治療と一緒にすきっ歯を治療できるのであれば、保険適用となることもあります。
保険診療で進められるか、自由診療になるかは歯科医師に相談しましょう。
すきっ歯は、必ずしも治療が必要な不正咬合ではありません。
すきっ歯になる原因は、生まれつき歯の本数が少なかったり、歯のサイズが小さかったり、幼少期の舌の癖や指しゃぶりなどによって後天的にそうなってしまうといったことが多いですが、理由はなんであれ、お口の健康を守る上で、歯と歯の間の隙間はできるかぎり小さい方が良いのは確かです。
また、私達の耳に入ってくる限りでは、すきっ歯が「かわいい」という風潮はそれほど多く感じません。むしろ、当院にはすきっ歯を治療したいという患者さんが多くいらっしゃいます。
すきっ歯を治したほうが良いかどうか、歯科医師の意見も聞きたいという方は、お気軽に歯並び無料相談をご利用下さい。
医院情報
医院名:梅田アップル歯科曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
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