口ゴボという言葉をご存知でしょうか?簡単に言うと、口元が盛り上がっている状態のことを言います。
口ゴボで悩む方は世の中にたくさんいて、多くの人が「遺伝」や「生まれつき」だと思っておられます。しかし、実は口ゴボの原因である上顎前突や上下顎前突は習癖(舌癖)によって後転的になる場合があります。
今回の記事では、そんな舌癖(舌の位置が正常ではないこと)で出っ歯・口ゴボになってしまう場合をご紹介します。日頃から舌の位置を意識して生活されている方は少ないかもしれませんが、実は歯の噛み合わせに影響を与えかねないのでとても大切なことなのです。
舌の位置が悪いと、口ゴボ以外にも多くのデメリットを生じます。舌で押す程度の軽い力であっても、それが常にかかり続けると歯が動いたり、鼻呼吸の妨げになることによる口呼吸の常態化で、さまざまな弊害を引き起こす原因となります。そのデメリットは口ゴボや顔の弛みなどの見た目の問題から、むし歯・歯周病などのお口の健康、睡眠時無呼吸症候群などの身体の健康まで、多岐に渡ります。
舌の位置が悪いことで起こりうる弊害
舌の正常な位置は図のAとBのどちらだと思いますか?
A・・・舌が上顎にグーンと伸びて、上の前歯に舌先が当たっている状態。
B・・・舌が前歯を押している状態。
実際にお口を閉じてチェックしてみてください。
正解はAです。舌先が上の前歯のやや後ろの部分にくっついている状態が正しい位置とされています。
もしもBに該当する場合は、注意が必要です。舌を無意識のうちに前歯を押してしまう癖(突出癖)がついてしまっていると、徐々に歯が前へ倒れていき、口ゴボになってしまう原因になりかねません。
突出癖のみに限らず、舌が下顎のほうへ落ちてしまっているケース(低位舌)もあり、気道が狭くなってしまい、就寝中にいびきをかきやすくなったり、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす恐れもあります。
いずれにせよ、舌が正常な位置に無いということは様々なリスクに繋がりかねないので、改善することをおすすめします。
舌の位置が正常ではない理由の一つに、舌の筋力が低下しているからということが考えられます。そこで、舌の筋トレを毎日続けることで、舌の位置が改善する患者様もいらっしゃいますので、ぜひお試しください。
舌の筋トレ方法はいくつか存在しますが、今回はポッピングという方法をご紹介します。
スポットポジションと言われる箇所に舌先を合わせて、舌全体を上顎に吸い上げた状態を5秒キープした後、「ぽんっ」と音が出るように勢いよく舌を下ろしましょう。
これを20回程度、1日に2回ほど行うことで徐々に筋力がついてきます。ポイントとしては、舌全体を上顎にきちんと吸い付けて行うことです。
舌の位置は、舌の筋トレを行うことで改善の見込みがありますが、上顎前突等の歯並びは自力で治すことはできません。舌の位置が改善したからといって、口ゴボも自然に治るというわけではないのです。
上顎前突(上下顎前突)は治療が可能な不正歯列ですので、気になる場合は歯並び矯正で治療しましょう。
また、口ゴボを治療したからといって、舌の癖が改善できずに再び前歯を押してしまっているままだと後戻り(矯正で動かした歯が戻ってしまう作用)してしまうリスクもあります。
そのため、舌の筋力をつけて正常な位置に戻してから口ゴボを治療することが望ましいと言えます。
医院情報
医院名:梅田アップル歯科曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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