就寝中に「ギリギリ」と歯を鳴らす音がする、「カチカチ」噛んでいるなど、ご家族や親密な方の中で、一度は見たり聞いたりしたことはありませんか?これはいわゆる「歯ぎしり」といわれるものの音で、歯科の世界では歯ぎしりとくいしばり(咬みしめ)を総称して睡眠時ブラキシズムと言います。
睡眠時のブラキシズムは、40〜80kgの力がかかると言われており(※1)、その力で歯と歯がぶつかりあっているというこです。歯は、モース硬度7(エナメル質)とういう、ガラスや鉄よりも硬い硬度を誇りますが、その硬いもの同士が力を掛け合うと、どちらもすり減ったり壊れることもあります。
ブラキシズムの原因は様々で、現在でも治療方法が確立していません。ですから歯科では、睡眠時ブラキシズムが見られる患者様に対しては、就寝時用のマウスピース「ナイトガード」を着用した就寝を推奨しています。
※1)睡眠時に測定された咬合力の最大値の平均は 42.3kgfであり,最大のもの は81.2kgf,最小値は15.6 kgfであった.
ブラキシズムは、単に睡眠の妨げになるだけでなく、次のような様々な症状を引き起こします。
これらの症状が合併して起こることもあり、それが原因で摂食や睡眠などの日常生活、対人関係にまで影響を及ぼすこともあります。更に、夜間のブラキシ ズムは本人だけではなく、一緒に就寝するパー トナーの睡眠をも障害することもあります。そのため、症状がでたらその症状に合わせて対症療法を行う必要があります(※2)。
ご家族や親しい人に「歯ぎしりをしている」と指摘されたり、歯の摩耗や知覚過敏を感じたら一度ご相談にお越し下さい。
※2)今のところ睡眠時ブラキシズムを恒久的に無く する方法は存在せず,治療は咀嚼系への病的な悪影響 を減ずることに重点が置かれている
ブラキシズムの治療法は確立されていませんが、対策としては2つあります。
1つは歯科医院でのスプリント療法。これはナイトガードというマウスピースを使って歯を守る方法です。寝中の歯ぎしりによる歯の磨耗や、歯周組織への負担軽減を目的としたマウスピースは保険適用が可能です。
もうひとつは患者様自身の意識や生活の改善です。ブラキシズムの原因は様々ですが、その原因にあたる生活習慣や習癖をつぶしていくことで、ブラキシズムが起こりにくい状態を作ります。例えば「リラックスした状態を保つ」「睡眠前のお酒を控える」「音楽などでリラックスして就寝する」「低い枕で寝る」などが挙げられます。
ブラキシズムの原因はストレス・飲酒・喫煙・服薬・睡眠障害等があげられています。思い当たる習慣やストレス、習癖を改善することで、ブラキシズムを起こしにくい状態を作ることが大切です。
医院情報
医院名:梅田アップル歯科曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
休診日
日曜・祝日診療
13時迄
アクセス・地図
アップル歯科の治療は大阪・兵庫の8医院で受けられます
アップル歯科グループ