歯ぎしりは別名ブラキシズムといい、睡眠中などに無意識のうちに上下の歯と歯を擦り合わせている状態です。
「ギリギリ」というとても嫌な音を発してしまい、パートナーや家族から指摘されたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、問題は音だけではありません。歯と歯をこすりあわせているため、歯にダメージを与えているため歯がすり減り、平らな状態になってしまいます。
また、詰め物が欠けてしまうケースもあり、多くのリスクがあるため、何かしらの対策・治療を考えることを推奨します。
その1
先に述べたように、上下の歯を擦り合わせているため、歯が徐々にすり減ってしまいます。
その2
歯ぎしりは、歯を支えている歯や歯茎などの歯周組織に過度なダメージを与えるため、歯周病を進行させ、歯茎が炎症しいてしまいます。
その3
歯ぎしりによって、歯の表面を覆っているエナメル質がすり減り、象牙質が露出してしまうと、冷たいものがしみたり、少し何かに当たるだけでも激痛を感じる「知覚過敏」になってしまう可能性もあります。
その4
歯ぎしりをするこということは、顎の関節にも強いダメージを与えてるということでもあります。
その5
歯ぎしりによって歯の大きさや、歯の向きが変わってしまうため、結果的に歯並びも悪くなる可能性があります。
その6
骨と筋肉は全て繋がっているため、肩や首の筋肉ともつながっているため、肩こりや頭痛に発展するケースもあります。
「噛み合わせの悪さ」と「過度なストレス」が起因していると考えられていますが、残念ながら一人一人原因は違うため、解決方法は断定できません。
ただし、ご自身の生活の中で出来る対処としては、ストレスを緩和させるために、寝る前の飲酒やコーヒーの摂取、喫煙など、不眠の原因になりえることを控えることで睡眠の質を上げることが大切だと考えられます。
もちろん、それでも歯ぎしりを治すことは難しいとされていますが、放置すると前述でも述べたような身体への影響を与えかねません。
特に、歯周病には注意が必要です。歯周病は強く咬みしめる方の方が、歯周病に悪影響を及ぼす可能性が高いと考えられています。(※1)
※1)歯周病が重い患者さんでは最大咬みしめ(力一杯咬みしめる時)の 20%以上の強さで、日中に 1 時間あたり平均 6.2 分間も無意識に咬みしめており、歯周病がごく軽い患者さん(平均 1.4 分間)よりも非常に長い時間強く咬みしめていることが判明。咬みしめが歯周病の重症度に影響していることが分かりました。
睡眠の質を上げることが歯ぎしりを治すことに繋がる可能性はあるものの、やはり無意識がで行ってしまう行為なので完璧に治すことは難しいです。
そのため、歯科では、歯ぎしりを「治す」のではなく歯ぎしりによるダメージを「緩和させる」ために、ナイトガードという睡眠中に装着するマウスピースを推奨しております。
ナイトガードを装着することによって、歯ぎしりによる歯のすり減りを防ぎ、噛み締めた際に生じるダメージを分散させることで歯を守ります。
前述したとおり、歯ぎしりは顎の関節に大きな負担を与えるため、顎関節症に発展する可能性があります。
顎関節症になってしまうと、顎を動かすとカクッという音が鳴ったり、口がうまく開けられなくなってしまうことがあります。
歯ぎしりは、パートナーやご家族にとって、音がうるさくて迷惑がかかるというだけではなく、ご自身にとっても歯や顎の骨を傷つけてしまうリスクがあります。心当たりがある方はかかりつけの歯科にご相談することをお勧めします。
医院情報
医院名:梅田アップル歯科曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
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