顎関節症

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顎が痛い、顎から音が鳴る

顎関節症(がくかんせつしょう)とは

顎(あご)の筋肉や関節になんらかの不具合が置き、顎が痛くなったり・咀嚼や口の開閉に違和感が出たり、関節音がするなどの症状が出る病気です。顎関節症の原因は様々で、その中の一つに咬み合わせの問題があります。他にも顎関節の構造やストレスによる筋肉の緊張、外傷などが原因として上げられます。

顎関節症の症状は、顎を動かすとクラック音と言われる「カクッ」という音がしたり、口がうまく開けられないなどの開口障害、咀嚼時時に痛みを生じて摂食が困難になるなど、人によって症状が異なります。関節の病気というと、中年以降の発症を考えられる方も多いかもしれませんが、顎関節症は10代の女性に多く発症します。

症状が悪化すると、慢性的な顎の痛みや極端に口が開けらられない、頬やこめかみを動かしただけで痛みがでるなどの症状の進行や、偏頭痛や肩・首のこり、背中・腰の痛みから腕や指のしびれにまで派生するなど、生活に支障を来すこともあります。早めの対処が必要な病気と言えます。

顎関節症の検査と治療

顎関節症の診断は、問診・視診にて症状を確認するとともに、顎関節症であれば原因を探るため全身疾患や現在のお仕事や学業、ストレスについてなど、心理社会学的因子についてもお伺いしていきます。

顎関節症の治療を適切に行うためには、まず上記の問診と検査をもとに、的確な検査と診断をする必要があります。そのうえで現在の症状の重篤度を把握し、患者様ごとに適切な治療計画を立案していきます。場合によっては専門医や医科の医師との連携・紹介などが必要になることもあります。

具体的な治療法としては、理学療法、スプリント療法、薬物療法などが挙げられます。

理学療法
筋肉のマッサージや顎のストレッチ等
スプリント療法
スプリントというマウスピースにより歯ぎしりや食いしばりによる筋肉の緊張の緩和・顎関節へのダメージの緩和
薬物療法
消炎鎮痛剤による痛みや炎症の緩和

その後再評価を繰り返し、必要に応じて口腔機能回復治療として、補綴治療やインプラント・矯正治療などによる咬み合わせを整える治療を行う場合もあります。症状が落ち着けばメインテナンスで顎関節症の再発を予防します。

※図1)顎関節症治療の標準的な進め方


顎関節症と矯正治療

顎関節症は10代の女性が多く、中には顎関節症が咬み合わせの問題であることを調べ、不正咬合(歯並び)と紐付けて矯正治療を希望される方も多くおられるそうです。

しかしながら、矯正治療が顎関節症に有効な治療であるという系統的に述べた報告はほとんどありませんので、顎関節症の治療を目的とした矯正治療は適切とは言えません。矯正治療の目的は不正咬合の改善が目的となりますので、不正咬合が治ったからといって、顎関節症も治るというものではありません。

ただし、図1)「顎関節症治療の標準的な進め方」(※1)にもあるように、顎関節症治療後の口腔機能回復治療の一環として、不正咬合の治療目的で矯正治療が含まれることはあります。歯列矯正において最も重要なことは正しい咬み合わせにすることで、咬み合わせが良くなると顎関節症の再発リスクを下げること期待できます。

つまり、順序としては顎関節症の治療を行い、必要に応じて矯正治療を行った方が良い場合もあるということです。ただし、顎関節症は矯正治療を進める上で発症することもありますので、矯正医との綿密な連携を取りながら治療を検討する必要があります。(※2)

顎のお痛み

歯並びのお悩み

※2)矯正患者が有する顎関節症状について理学療法,スプリント療法,薬物療法などの治療を行う必要があるかどうかを評価し,疼痛および開口制限については寛解を得てから,顎関節症の発症のリスクが高い患者として治療を行うこと事が一般的な対応である

スプリント療法について

顎関節症の歯科医院での主要な治療としては、「スプリント療法」となります。スプリントとは、上下どちらかの顎に被せて使うマウスピースで、無意識(主に夜間)のうちに噛み込むことで、顎の筋肉や関節に与えるダメージを軽減させるための装置です。まずは痛みや炎症を消失させることが、このスプリント治療の目的となります。スプリント治療による改善の目安は約2週間で、それでも顎のお痛みや炎症に変わりがない場合は顎関節の専門医のいる病院での専門治療が必要になります。

顎関節症とむし歯治療を併発しているのであれば、通常は顎関節症の治療から行います。これは、顎関節症のリスクがあるまま補綴治療を行うと、バランスの取れていない状態で型取りをした補綴物が入ってしまうため、顎関節症の悪化の可能性があるためです。もちろん、進行したむし歯でお痛みが強い場合は、お痛みに対する処置は行いますのでご安心下さい。

顎関節のお痛みが消失し、症状が落ち着けば補綴・インプラント・矯正などの口腔機能回復治療が可能となり、「顎関節症の因子・リスク」を下げる治療相談していきましょう。


この記事の編集・責任者は歯科医師の丸尾瞳子です。
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顎関節症 | 公開日: 2020/11/19 | 更新日: 2021/05/13 | by 梅田アップル歯科

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