歯列矯正は一部を除き、公的保険の効かない自由診療となります。これは公的保険のそもそもの目的が「病気やケガで働けなくなったりしたときにみんなで支え合う」というものであり、歯列矯正に関しては病気やケガに含まれないため、保険が適用されません。
保険診療の場合、基本的にどこで治療を受けてもほとんど費用は変わりません。傷病に対し「こんな治療をして」「こんなお薬が出せます」などのルールがあり、それに則り診療報酬を請求するためです。
しかし、歯列矯正のような自由診療は、医院ごとに費用を決めることができます。そのため、医院によって費用が異なったり、お住いのエリアによって相場の費用が異なります。
今話題のチャットGPTにて「両顎ワイヤー矯正の費用の相場は?」と聞いてみると、「一般的な目安としては、50万円から150万円程度とされています。」と返ってきました。
これがマウスピース矯正装置インビザラインになると相場は「一般的な目安としては、50万円から150万円程度とされています。」と同じ返答となりました。
この情報が比較サイトから抜粋したものか、各種歯科医院のサイトから調べたものかはわかりかねますが、50万円から150万円となるとその差は100万円にもなります。果たしてそれほどまでに医院よって異なるものなのでしょうか?
それでは実際の歯の矯正の実際の相場はどれぐらいなのでしょうか?とはいうものの、歯列矯正を取り扱っている医院はおおよそ35,000件近くあると言われているため、すべての歯科医院の平均を出すのは難しいため、ここではアップル歯科が「この歯科はきちんとした矯正を提供しているな」「ここは矯正医(学会認定医・専門医)による診断を行っているな」など、一定の信頼がおける歯科医院を独断で選んだ関西圏の歯科6医院の費用を出してみました。
あくまでアップル歯科の主観ですので、これが正確な相場とは言えませんが、一つの目安としてお考え下さい。
ワイヤー矯正・マルチブラケット矯正という最もスタンダードな矯正装置による両顎歯列矯正の費用です。
費用はすべて消費税抜きの金額です。実際にはこれに消費税がかかます(自由診療には消費税がかかります)。最も低いところで69万円、高いところで85万円強となります。
平均は766,333円、中央値は750,000円です。
アップル歯科の場合
アップル歯科の場合両顎720,000円(税込792,000円)+別途調整料、もしくは850,000円(税込935,000円)のトータルフィーの2つのプランがあります。トータルフィーとは調整料を含む費用ですが、便宜抜歯や矯正用アンカーの費用は別途必要です。
マウスピース矯正の中で最も症例数の多いインビザライン矯正装置の費用です。
費用はすべて消費税抜きの金額です。実際には実際にはこれに消費税がかかます(自由診療には消費税がかかります)。最も低いところで95万円、高いところで70万円強となります。
平均は828,333円、中央値は820,000円です。
アップル歯科の場合
アップル歯科の場合両顎850,000円(税込935,000円)のトータルフィーとなります。トータルフィーとは調整料を含む費用ですが、便宜抜歯等の費用は別途必要です。
Ⅰ期矯正ともいわれる咬合育形成という顎を広げるお子様向けの矯正治療の費用です。
費用はすべて消費税抜きの金額です。実際には実際にはこれに消費税がかかます(自由診療には消費税がかかります)。最も低いところで35万円、高いところで45万円強となります。
平均は405,833円、中央値は400,000円です。
アップル歯科の場合
アップル歯科の場合Ⅰ期治療は400,000円と別途調整料となります。調整料は1〜2ヶ月に一度の調整日にお越しいただき、2,000〜5,000円を頂戴します。
歯列矯正には、わかりやすくトータルフィー(全て込みの費用)のところもあれば、別途調整料として来院ごとに費用がかかる場合があります。「トータルフィーでいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、矯正治療の期間は2〜3年と個人差・症例差による幅があります。例えば1年で10回の来院があったとすれば、調整料5,000円の場合50,000円となります。トータルフィーにする場合、例えばこの50,000円分を医院が持つか、患者様にお願いするか、折半にするかで費用をださなくてはいけません。
また、例えば矯正治療の費用が安くても、実は調整料が必要なると、年10回の通院で2年通ったとすると、プラス10万円が加算されます。この10万円を含むと、実は70万の矯正費が80万のトータルフィーと同じ金額になります。ですから、費用で比べるときは、この調整料がどうなるかをしっかり確認する必要があります。
ここで調べた料金を比較するだけでも、例えば同じワイヤー矯正でも15万円以上の差があります。しかし、一番安いところが治療の質が悪いかというとそうとは限りません。例えばワイヤー矯正の場合、矯正医への報酬などが影響することもあります。実力があるために高い報酬が必要な矯正医もいれば、実績があっても比較的良心的な報酬で請け負ってくれる矯正医もいます。そのた、費用を検討する際、矯正患者数や矯正医の出勤日数、報酬が矯正治療の費用に影響することがあります。
また、マウスピース矯正(インビザライン)であれば、症例数に応じてプロバイダーとしてのランクが分けられています。症例数が多ければ、原価を抑えることができるため、その分患者様の負担を減らすことができます。
ですから、一概に安いから悪いというわけではありません。気をつけるべきなのは、矯正医を雇っているか、必要な診断装置を導入しているか、インビザラインならクリンチェックをしっかりとした知識を有したものが行っているかなどが指標になります。
歯列矯正は80万円前後と決して「安い」治療ではありません。もちろん、80万円以上の価値があるからこそ、多くの方この治療を受診されているのは間違いありませんが、例えば社会人になりたての方であれば、80万円の貯蓄は簡単にできるものではないかと思います。
だからといって、80万円の貯蓄が出来るまで待っていると、不正咬合の影響が徐々に現れてお口の中の環境が悪くなり、矯正どころではなくなったり、今度は結婚や出産で別の費用が必要となり、結局矯正にまで回らなくなる…ということも考えられます。
そのため多くの医院では、分割払いやデンタルローンなど、治療費を分けて支払う方法を導入しています。アップル歯科にももちろんあります。矯正治療は長期間に渡る治療のため、分割がしやすい治療でもあるためです。(医院によって詳細はルールは異なります)
アップル歯科を含め複数の歯科医院では、「分割」と「デンタルローン」がある場合があります。この分割とデンタルローンにはどのような違いがあるのでしょうか。
多くの場合、分割は医院が独自に分割払いを設定しているもので、純粋に治療費を分割数に割ったものとなります。例えば20万円を5万円の4回払いなどにするという方法で、月々ではなく治療の進行毎にお支払いいただくこともあります。一方のデンタルローンは、治療費を一旦金融機関が医院に支払い、患者様は金融機関に月々の返済をしていくというものになります。したがってデンタルローンは金融機関との契約となるため、審査や金利手数料が必要となります。
支払い方法 | 分割回数 | 審査 | |
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分割払い | 例)4回 | 無し | 治療終了時までに全額支払い |
デンタルローン | 例)120回 | 有り | 月々4,200円 |
アップル歯科の場合、デンタルローンの場合でも、20回までは金利手数料なしでご利用頂けます。金利手数料はデンタルローンの利用額や利用者数などにより、医院毎に金融機関と交渉されることもあるため、医院によって差が出ることがあります。
支払回数10回まで(均等分割)
金利0円
デンタルローン等を契約せず、医院で分割・お支払いをするプラン
※金利・手数料は発生いたしません。
支払回数20回まで(均等分割)
金利0円
金利0円でお得にデンタルローンを契約するプラン
※金利・手数料は発生いたしません。
支払回数120回まで
実質年率3.2%
ゆとりあるお支払回数でデンタルローンを契約するプラン
※金利・手数料が発生いたします。
医療費控除とは、1年間の医療費の合計がある一定額を超えると、その超えた分の内いくらかが所得控除になるという制度です。簡単にいうと多く医療費を払った年は、その分安く矯正治療を受けれるということになります。
ただし、この医療費控除には対象があり、すべての医療費に対して使えるものでは有りません。例えば、美容目的の医療は対象外となります。しかし、同じ矯正でも機能回復が目的の場合、医療費控除の対象となります。例えば、不正咬合が原因で滑舌が悪くなった、咀嚼が上手くできないなど、機能的な問題がありそれを回復するための矯正治療は、医療費控除の対象となります。特に子供の小児矯正の場合、適切な成長を促すための治療となるので、医療費控除の対象となります。
また、医療費控除は矯正の治療費だけでなく、1年間の医療費の合計、更には生計を共にする家族の医療費、医療を受診するためににかかった交通費や、デンタルローンの金利手数料も含まれます。すべてを足すと大きな額になることもありますので、矯正をする場合は歯科医師に相談し、医療費控除の対象となる場合は利用しましょう。医療費控除についての詳細は国税庁のホームページをご覧下さい。
矯正治療は多くの場合、60万〜80万のように「〜」という幅表記がされています。これは、症例や使用する装置によって費用が異なるためです。そこで気になるのが、「自分の場合いくらかかるのか」ということではないでしょうか。
60万円ですむ場合と、80万円かかる場合では、印象が大きく変わってきます。例えば60万円台ならやりたいけど、80万円ならやらないという方もおられると思います。
そんな場合は「矯正相談」を行っている医院を利用しましょう。矯正相談は、矯正治療は期間も長く・費用もかかる治療のため、最初に相談会を実施している医院も多くあります。詳細な費用は検査を受けて治療計画を立ててからでなければ出ないかもしれませんが、お口の中をチェックして資料を少し撮れば、概算ですが費用を出すことはできます。
中には、矯正相談で数千円程度費用が必要なところもありますが、もちろんアップル歯科も無料で承っています。相談に合わせて、デジタル機器によるシミュレーションも可能ですので、歯並び治療をするかどうか迷っておられるようでしたら、ぜひ矯正相談をご利用下さい。
医院情報
医院名:梅田アップル歯科曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
13時迄
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