永久歯と乳歯が混在する6〜12歳頃に治療することをⅠ期治療と言い、矯正治療はこの時期から始めることができます。矯正をⅠ期治療で始めることのメリットはいくつかあり、永久歯が生え揃ってから始めるⅡ期治療よりも歯を動かす量を減らせたり、期間を短縮できる可能性があります。
また、顎や歯が正しくかみあっていない状態(不正咬合)で過ごす時間が長くなるほど、虫歯や歯周病を悪化させるリスクがあるため、小児期から治療し、歯にダメージを与えることなく綺麗なまま保存できることがあるのも利点の一つです。
骨格が成長しきってから矯正を始めると、歯科ではなく、美容整形あるいは外科矯正で治療せざるをえない場合もある上に、小児期よりも歯が動きにくくなることもあります。
もちろん患者様によって状態は異なりますので、必ずしも小児期から矯正する方が良いとは言えませんが、後のことを考ええると、早めにご相談をされることをお薦めしています。。
これまで、小児期の矯正治療は拡大床とワイヤーを使った矯正で、主に顎の大きさを広げて歯が並ぶような土台づくりとして顎の成長をコントロールさせるものでした。
もちろん、全ての歯が綺麗に並ぶこともありますが、成長が進むにつれて叢生(歯のがたつき)の部分が残るケースも多々ありました。
しかし近年では、マウスピース型の矯正装置が開発され、中でもインビザライン社のマウスピース矯正装置「インビザラインファースト」はお子様の歯を1つ1つ動かして歯を並べることができるようになり、注目を集めています。
インビザラインファーストは、お子様の顎の成長をコントロールすることと並行して、歯の並びを整えるマウスピース型の矯正装置です。
従来の矯正では「顎の大きさのコントロール」と「歯列矯正」は別々の時期に行っていましたが、インビザラインファーストは同時進行することができるのです。
また、将来的に永久歯が萌出する予定のスペースをあらかじめ担保しておくこともできます。そのため、永久歯と乳歯が混在する時期でも本格的な歯科矯正治療を実現できます。
インビザラインファーストは薄くて透明なプラスチック製の矯正装置です。従来の矯正器具のようにワイヤーが目立つ、というようなことはありませんので、お子さんがコンプレックスを持つことなく治療できます。
従来の装置と比較して、装着した際の違和感が少ないので、子供でも抵抗なく装着してくれることが多いです。また、大きな器具が入らないため、口腔内に傷をつけにくいのです。 もちろん着け始めは違和感を伴いますが1週間もあれば慣れるお子様がほとんどです。
凹凸のある器具は使わないので、頬や歯茎を傷つけることがほぼありません。ワイヤー矯正と比較しても1度にかける力が小さいため、歯を動かしている際の痛みも感じづらいです。
マウスピース矯正装置は、いつでも取り外しが可能なので、装置と歯の隙間に食べかすがたまっても、歯磨きで除去できるので、虫歯予防にもつながります。
矯正装置にワイヤーやブラケットが付いていないため、装置を取り付けたままスポーツをしてもお口の中を傷つけません。同様に、金管楽器で演奏する際も邪魔になることは少ないでしょう。
従来まで、顎の拡大と歯並び改善を、それぞれ異なる期間に分けて行っていましたが、マウスピース矯正では同時に行うことができるので、治療期間の比較的短く済みます。
小児期に起こる歯列不正の主要な原因のひとつが指しゃぶりです。
指しゃぶりは、指を口で吸うことで上下の前歯が噛み合わなくなったり、顎の咬み合わせがズレてしまったりと、歯と顎の成長に影響を与えてしまう可能性があります。
具体的には、上の前歯が突出した「出っ歯」や、上下の前歯の間に隙間ができる「開咬」という状態になってしまうきっかけになってしまう恐れがあります。
マウスピースをしている間は指しゃぶりしづらく、同時に矯正も行うため、歯並びの悪化を防ぐことができます。
インビザラインファーストは、取り外しできるのが大きな利点ではありますが、そのメリットの反面、きちんと装着していただけねば、矯正の結果は現れません。 お子様の協力がもちろん必要ですが、保護者の方の管理も重要となります。
目安としては、1日20時間以上はアライナー(矯正装置)を装着していただかないと、想定通りの治療効果が得られない可能性があります。
患者様の歯列の状態によって、治療期間は変動しますが、基本的には最大でおよそ18か月となります。
ワイヤー治療に比べてⅡ期治療の必要性は低い傾向があるとはいえ、最終的な仕上げとして永久歯が生えそろった時期の矯正も想定していただければと思います。
インビザラインファーストによる矯正治療が終了した後のⅡ期矯正移行は、治療後10年以内におこなうことをお勧めとされています。
また、Ⅰ期治療の終了後にⅡ期治療に移行するかどうかは、歯科医師の判断と患者様のお気持ちによって決まります。
残念ながら全ての患者様に適応できるわけではありません。歯並びや顎の状態によっては、インビザラインファーストによる治療が適さない場合がございます。その場合、他の治療法を提案させていただきます。
第一大臼歯を有し、切歯(乳歯もしくは永久歯)の少なくとも2歯が2/3以上萌出。
少なくとも3/4顎 に乳歯(C、D、E)又は未萌出の永久歯(3、4、5)を2歯以上有していること
インビザライン
調整料
インビザラインファーストによる子供の歯並びは、顎の成長に合わせて治療することで、身体への負担を小さくし、歯も動きやすいのでスムーズに治療が進められる場合が多く、結果的に成人から治療を始めるよりも費用を抑えることも期待できます。
また、矯正装置が目立ちにくいのでお子様のコンプレックスになりにくく、周囲の人に気づかれずに矯正できる可能性もあります。
小さなお子様にとってさまざまな利点がある治療ですが、マウスピース矯正は自費診療となりますので、費用の負担は決して小さくありません。
そのため医院側から無理に勧めることはありませんのでご安心ください。
歯並びは習癖(くせ)で後天的に悪くなることがあります。
口腔習癖によって口の周りの組織から異常な力が歯に加わると正常な成長発育を阻害し様々な不正咬合を引き起こす事もあります。口腔習癖の全てが必ずしもも不正咬合を引き起こすわけではありませんが頑固で長い時間続くものは不正咬合になる可能性が高くなるので以下の習癖には注意してください。
矯正が必要な状態・習癖や噛み合わせ・歯並び
哺乳の時以外は上顎の幅が小さくなったり奥歯の噛み合わせが悪くなる原因になります
開咬、上の前歯が前に傾く原因になります
正常な鼻呼吸がが妨げると口呼吸になりこれが長期にわたって持続すると口が閉じにくくなり、上顎の幅が小さくなったり上の前歯が前に傾く原因になります
歯がすり減ったり傾く原因になります
上は前歯が前に出たり、すきっ歯になったり、下は前歯が舌側に傾く原因になります
※1)対象とした 66 名中,装置を継続使用した 52 例(78.8 %)で被蓋改善が認められ,咬合の安定が認められた
許容時期を過ぎた指しゃぶりや口呼吸などは将来の歯並びや顎や顔貌などに影響を及ぼすことがあります。このような習癖を改善し正常な発育を促すための治療や取り外しの可能なマウスピース型の装置があります。
指しゃぶりをやめない、気がつけば頬杖をついている、爪を噛むなど、お子様の習癖に悩む親御さんは少なくありません。しかし、それによってお子様の歯並びや咬み合わせが悪くなる可能性があることは、意外に知られていません。「両親は歯並びが良いのに、お子様は歯並びが悪い」というのは、もしくかしたら習癖が原因かもしれません。
習癖による歯並びの悪化は、早ければ早いほど改善できる可能性は高くなります。また、ムーシールドのように、低年齢児のみに有効な反対咬合の治療もあります。矯正が必要かどうか、マウスピースによる改善が可能かどうかなど、まずは歯科医師に診せることが肝心です。お子様の歯並びや咬み合わせが気になる場合は、お気軽にご相談下さい。
| 種類 | 説明 | 料金 |
|---|---|---|
![]() T4K |
マウスピース型の小児用矯正装置です。就寝時と、家にいる時間の中で1時間程度使用します。 | ※小児矯正治療費に含まれます 小児矯正治療 440,000円〜(税込) |
![]() プレオルソ |
マウスピース型の小児用矯正装置です。就寝時と、家にいる時間の中で1時間程度使用します。 | ※小児矯正治療費に含まれます 小児矯正治療 440,000円〜(税込) |
![]() ムーシルド |
マウスピース型の低年齢児用矯正装置です。お子様の反対咬合の早期治療です。 | 1装置88,000円(税込) |
あなたにとってのベストな治療は?
私達歯科医師は、患者様の歯が抜けたり、抜歯の可能性がある場合、インプラント・入れ歯・ブリッジの3つの治療法をご説明します。これらはいずれも歯が抜けたあとの治療法として確立された治療であり、患者様の咀嚼機能(食物を噛み砕く力)や発音の悪化、審美不良(見た目の問題)を防ぐだけでなく、歯が抜けて支えを失ったことによって歯が移動することを防ぐためにも必要な治療となります。
それでは、インプラント・入れ歯・ブリッジでは、どのような違いがあるのでしょうか?
| インプラント | |
|---|---|
| イメージ | ![]() |
| 治療回数 | 5回前後 |
| 治療期間 | 半年程度 |
| 隣の歯 | 削らない |
| 異物感 | ほぼない |
| 清掃性 | 良い |
| 見た目 | 天然歯に近い |
| 費用 | 40万円前後 |
| 入れ歯 | |
|---|---|
| イメージ | ![]() |
| 治療回数 | 4〜5回 |
| 治療期間 | 1ヶ月程度 |
| 隣の歯 | 少し削る |
| 異物感 | 強い |
| 清掃性 | 外して掃除 |
| 見た目 | バネや床が見える |
| 費用 | 保険で1万円前後〜 |
| ブリッジ | |
|---|---|
| イメージ | ![]() |
| 治療回数 | 3〜4回 |
| 治療期間 | 2週間程度 |
| 隣の歯 | 大きく削る |
| 異物感 | ほぼない |
| 清掃性 | 悪い |
| 見た目 | 保険の場合は銀色 |
| 費用 | 保険で1万円前後〜 |
どの治療があなたに適しているかは、患者様ごとの考え方や歯に対する意識、ご予算やスケジュールの都合など、様々な要因によって変わってきます。まずは担当医とご相談の上、お話を聞いた上でご自身でご判断いただきます。そのためのアドバイスや歯科医師としてのご提案はしっかりさせていただきます。もちろん、どの治療を選ばれても、患者様が選ばれた治療に全力であたらせていただきます。
インプラント治療に適した症例と適さない症例
最後臼歯(一番奥の歯)
一番奥の歯、7番を失った場合の選択肢は、ブリッジはできないとの、入れ歯もしっかり固定することが難しいため、インプラントの方が良い選択となります。しかし、実際は6番まで歯があれば食事は可能と言われています。
したがって、治療の選択肢としてはインプラント治療もしくは放置ということになります。ただし、放置していると対合の歯(反対顎の噛み合う歯)が伸びてきてしまい、だめになってしまうこともあります。残った7番を失いたくない場合はインプラント治療をお勧めしますが、全体的なバランスによってはお勧めしないこともあります。
参考文献
全部の歯、ほとんどの歯がない場合
この場合、まずブリッジが適応除外となります。あとは入れ歯がインプラントになりますが、入れ歯は歯周病の進行や、歯槽骨の吸収とともに合わなってきます。入れ歯にするにしてもインプラントオーバーデンチャーという、インプラントの技術を応用した治療は噛みやすさ、喋りやすさ、快適性において、入れ歯よりも適していると言う説もあります。
また、4本(又は6本)のインプラントにすべての歯を並べるAll-on-4という治療であれば更に強い固定や咀嚼力が期待できます。
参考文献
高血圧でや骨粗鬆症の方
インプラントは外科的な処置を要する治療です。インプラント手術の際、血圧が上昇すると心血管系疾患や脳血管障害の合併症を起こすリスクが高くなります。そのため、高血圧の方はインプラント治療が受けられません。
また、骨粗鬆症の方は、骨粗鬆症そのものより、その治療薬によりインプラント治療ができなくなる原因となります。骨粗鬆症の治療で使うビスフォスホネートは、インプラント治療でも抜歯の工程で薬剤性顎骨壊死という、骨が腐ってしまう症状が出る可能性があるためです。
したがって、高血圧の方や骨粗鬆症の方はインプラント治療が出来ない場合があります。
一本だけ失ってしまった方
1本の欠損の場合、ブリッジとインプラントでは5年後の生存率(歯が残っている確率)は変わらないと言われています。
しかし、ブリッジの場合両隣の歯を支えにするため、2本の歯を大きく削る必要があります。そうなるとその2本の歯も大きなダメージを負い、歯の寿命が短くなるというリスクを伴います。もし、両隣の歯が治療歯であればブリッジも選択肢には入りますが、2本もしくは1本が健康な天然の歯であれば、当院ではブリッジをお勧め致しません。
参考文献
前歯がなくなって、綺麗にしたい方
入れ歯は見た目の回復には十分でないかもしれません。そういった方にはインプラントやブリッジが適していると考えられます。
まずは歯医者さんに相談しよう
インプラント治療は外科処置を伴う自由診療です。一つ人工臓器と考えれば高いものとは言えないものの、決して安価なものではありません。その為、患者様にとっては「痛いの?」「費用はどれぐらい?」「他の医院のインプラントとどう違うの?」等たくさんの不安や疑問があると思います。
当院ではそんな疑問に歯科医師が無料で相談を受け付けております。相談したら必ず治療しなくてはいけないわけではなく、相談のみでも大歓迎です。
他の医院でのインプラント治療を検討されているという方でも相談も可能でうす。ただし、他医院の治療内容に関する意見を述べる「セカンドオピニオン」は無料相談対象外となりますのでご注意下さい。
無料相談をご利用いただき、納得してインプラント治療を受けて頂けるために行っております。ご予約時に「インプラント無料相談をしたい」とお伝えいただくか、WEB予約の場合はインプラント相談を選択後、ご要望欄に「無料相談希望」とご入力下さい。
上記のように、安全性や費用面、自身への治療の可否や選択肢などのご質問が多いです。わからない内容がありましたらどんなことでもご質問頂ければ結構です。歯科医師がしっかりお答え致します。
インプラント無料相談では
ご遠慮頂きたいこと
歯を失った後の治療法の一つ、義歯(入れ歯)治療。その中でもまだまだ多くの方が選択される治療法が義歯(入れ歯)治療です。
入れ歯を作る時、多くの方が保険適用可能な義歯を選択されます。しかし、うまく咀嚼ができなかったり、温度を感じなかったり、すぐに合わなくなることから「もっと良い入れ歯」を希望されることもあります。
当院では「しっかり噛める入れ歯」を求められる患者様に、いくつかの入れ歯をご提案が可能です。「インプラント以外の治療」「丈夫な入れ歯」など、ご要望に応じて入れ歯をお作りいたしますので、まずはお気軽にご相談下さい。
外れにくくよく噛めて、自然な見た目にこだわって作るオーダーメイドの精密入れ歯です。
金属により強度を補填し、熱を伝える壊れにくい入れ歯です。
弾力性のある樹脂を使ったクラスプという針金の見えないタイプの入れ歯です。
茶筒のように2重構造でできた冠をはめ込み、摩擦の力で義歯を固定する義歯です。
※1)本調査の全症例における経時的なトラブルの発生率の推移をみてみると必ずしも経過年数に従って上昇するとはかぎらず,2〜4年と6〜10年に高くなるというパターンを示した.
骨が少ない方もインプラント治療が可能です
インプラント治療はチタン製の人工の歯の根を歯が抜けている箇所の顎の骨に埋め込む必要があります。歯周病やむし歯などによって抜けた歯を放置して骨の吸収が進み痩せてしまうと人工歯根を埋め込むことができず、治療ができない場合があります。その痩せてしまった骨でも治療を可能にするのが骨造成術といって、人工の骨を足りない箇所に補填するか、もしくは別の箇所の自分の骨を移植して補填することにより人工歯根を定着できるようにする術式です。
もし、何らかの全身の病気もないのに、他の歯科で「インプラントは出来ない」と言われたとしたら、原因はこの骨造成ができないためではないかと思います。骨造成は部位や術式によっては高度な技術を要する治療です。
当院では、様々な骨造成や自家骨移植が可能ですので、骨が少ない・薄い患者様でも、多くの場合治療を受けていただくことが可能です。
骨の不足によりインプラントを入れても露出してしまう場合、人工の骨補填材や自家骨を入れて人工の膜(メンブレン)で覆い、骨量が再生されるのを待つため免荷期間を人それぞれ異なりますが4〜6ヶ月置きます。
STEP1
骨が痩せてしまいインプラントの埋入が困難な状態です。
STEP2
骨が足りない部分に骨補填材(または自家骨)を足し、メンブレンという膜で覆います。
STEP3
剥離した歯肉を縫い合わせ、免荷期間を人それぞれ異なりますが、4〜6ヶ月間おくことで十分な骨量となりインプラントを固定できます。
お口の中を切開し、上顎洞との境目にあるシュナイダー膜を押し上げてスペースを作り、骨補填材や自家骨を入れてインプラントが入る骨量を作ります。骨がしっかりとできるまで約3ヶ月程度の期間(免荷期間)を経てインプラントの埋入手術をしていきます。
STEP1
骨が痩せてしまいインプラントの埋入が困難な状態です。
STEP2
骨が足りない部分に骨補填材(または自家骨)を足し、メンブレンという膜で覆います。
STEP3
剥離した歯肉を縫い合わせ、免荷期間を人それぞれ異なりますが、4〜6ヶ月間おくことで十分な骨量となりインプラントを固定できます。
STEP4
剥離した歯肉を縫い合わせ、免荷期間を人それぞれ異なりますが、4〜6ヶ月間おくことで十分な骨量となりインプラントを固定できます。
上顎の骨が少ない場合には、インプラント埋入箇所の骨に穴を開けてその穴から骨補填材や自家骨をいれシュナイダー膜を押し上げ、フィクスチャー(人工歯根)のみ一緒に埋入し免荷期間を待ち、最終の歯を入れていきます。サイナスリフトより外科的侵襲が少ないのが特徴ですが適応には限りがあります。
STEP1
骨が痩せてしまいインプラントの埋入が困難な状態です。
STEP2
骨が足りない部分に骨補填材(または自家骨)を足し、メンブレンという膜で覆います。
STEP3
剥離した歯肉を縫い合わせ、免荷期間を人それぞれ異なりますが、4〜6ヶ月間おくことで十分な骨量となりインプラントを固定できます。
STEP4
剥離した歯肉を縫い合わせ、免荷期間を人それぞれ異なりますが、4〜6ヶ月間おくことで十分な骨量となりインプラントを固定できます。
上記はあくまで一例です。他にも、患者様の骨の状態や歯の状態に応じた骨造成を含めたインプラント治療が可能です。まずはお気軽にご相談に起こし下さい。
汚れなどが原因で歯が色着いてしまうことがあるように、歯ぐきも同様に黒ずんだり茶色になることがあります。色がついてしまった歯ぐきを健康的なピンク色に治す治療を「ガムピーリング」と言います。
ガムピーリングは、色素が沈着することで変色してしまった歯ぐき(歯肉)に専用の薬剤を塗ることで、黒ずんだ歯ぐきを健康的な色にする治療法です。
黒ずんだ歯ぐきを元に戻すには、セルフケアでは綺麗に元どおりというわけにはいきません。歯医者でガムピーリング治療を受けることで、綺麗なピンク色の歯ぐきを取り戻していきましょう。
歯ぐきが黒色や茶色になる原因はいくつかあります。
これらの外から受ける刺激によって、歯ぐきの中に存在する「メラノサイト」という色素細胞が、メラニン色素を生成し歯ぐきを変色させてしまいます。
中には遺伝的な要因でメラニンが多く生成されてしまう方もおられ、人によって黒ずみの改善には差があるとも言われています。
当院で行うガムピーリングは薬剤を使ったガムピーリングになります。他にはレーザーで歯肉を焼く形式のガムピーリングなどがありますが、それらの治療よりダメージは少なく、比較的身体的負担の少ないガムピーリングです。
当院で使用する薬剤は、メラニン色素の除去に効果的なフェノール剤になります。フェノール剤によって歯ぐき表面の生まれ変わりを促進させることで黒ずみを改善していきます。
イメージとしては、傷口が自然に治って新しい皮膚ができるような形の治療になります。
以下の症状や状態の方は治療が受けられませんので、事前にご確認ください。
また、すべての歯茎の黒ずみにガムピーリングが適用できる訳ではありません。以下の症状は違う形での治療が必要となります。
まずはカウンセリング・資料撮影・口腔内のチェックを行います。ガムピーリングが適用できる場合、次回から治療を開始します。
薬剤によるヒリヒリする痛みを和らげるため、塗るタイプの表面麻酔を塗布します。※注射による麻酔は行いません。
メラニンの除去に効果的なフェノール剤を塗り、しばらく時間をおいてからエタノール剤で中和させます。
薬剤を洗い流したら、薬剤の塗布と洗浄を数回繰り返します。
治療直後は歯ぐきが白くなりますが1〜2週間ほど経過すると白い部分が剥がれてピンク色の歯茎に生まれ変わります。
| 治療の内容 | ガムピーリングによる歯茎の着色除去 |
|---|---|
| 期間・回数 | 1回+経過観察(2週間) |
| 費用 | 自由診療:ガムピーリング 両顎 10,000円(税込11,000円) |
| リスク・副作用 |
|
歯を綺麗にしたいと思う方が多い一方で、綺麗な歯だったとしても歯ぐきが黒ずんでいると口元全体の印象が悪くなってしまいます。
歯ぐきの黒ずみはセルフケアでは治しにくい見た目のお悩みですので、お困りの方は当院にお気軽にご相談ください。健康的な見た目で自信を持って過ごせるようにお手伝いさせていただきます。

前歯のぐらつきを感じて来院されました。左上の前歯が過去の外傷によって失活しており、CTで確認したところ歯の根っこが一部吸収(失われている状態)していたことと、歯の揺れもあったため抜歯適用となりました。
抜歯後は、インプラントと周辺歯肉組織回復のための結合組織移植術(CTG)によって審美回復を試みました。
歯周外科治療によって下がっていた歯茎が自然な形で改善し、天然歯に近い見た目のインプラントによって、自然な歯の印象を得ることができました。
今後は予防歯科と経過観察を続けることで歯の健康をサポートしていきます。
| 治療の内容 | インプラント治療および下がった歯茎を改善する歯肉移植手術(CTG) |
|---|---|
| 期間・回数 | 11ヶ月・9回 (カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療: スタンダードインプラント1本 41,000円(税込451,000円) +CTG(結合組織移植術) 100,000円(税込110,000円) 総額 510,000円(税込561,000円) |
| リスク ・ 副作用 |
インプラントのリスク・副作用
結合組織移植術(CTG)のリスク・副作用
|
セカンドオピニオンとは、患者様が納得し、希望する治療結果を得るために、現在受診中の歯科医師の治療計画とは別の歯科医師による「第2の意見」のことを指します。
セカンドオピニオンの例1
セカンドオピニオンの例2
このように、現医の診断と治療結果に対し、別の方法はないかを求める事を言います。手順としてはまず現在の主治医に対し、他医への紹介状と画像等の検査情報を貰い、持参することが好ましいです。ただし、検査情報を持参しても、資料の年月や本人確定のため、紹介先の医院での検査が必要な場合もあります。
これらはセカンドオピニオンとは異なる相談ですが、(○)の付いている相談に関しては、承ることも可能です。(×)の付いている相談に関しては、基本的(相当の理由がない場合)にはお受けすることができません。
| 適応歯 | 一部奥歯を除き、ほぼすべての歯に適応します。奥歯は、個人差により向き不向きがあります。 |
|---|---|
| セラミックの種類 | オールセラミック…E-maxというニケイ酸リチウムを主成分とした透明感のあるセラミック ジルコニアセラミック…ジルコニアという強度に優れた素材で裏打ちしたセラミックです |
| 詰め物の費用 (自由診療) |
セラミックインレー…55,000円(税込60,500円) |
| 被せ物の費用 (自由診療) |
オールセラミック…120,000円(税込132,000円) ジルコニアセラミック…130,000円~160,000円(税込143,000円~176,000円) |
| 治療期間 | インレー…虫歯治療後2〜3回 クラウン…むし歯治療後4〜6回 |
むし歯で歯を削ったり外傷で歯が欠けた後、そのまま放っておくわけにはいけません。これは歯としての機能や見た目を回復したり、むし歯や外傷からこれ以上の欠損を防ぐために補強が必要となるからです。
この機能・回復のために人工で補う塗料を「補綴」といい、通常、保険診療ではこの補綴に金属(パラジウム合金:銀歯)やレジン(プラスチック)を使って修復を行います。セラミック治療はこの補綴にセラミックという材料を用いて修復を行う治療のことです。
また、ホワイトニングではどうしても白くならない歯に対しセラミック治療を行うこともあります。
セラミックは金属ではありません。一般的にセラミックとは陶磁器のことを言い、お皿やコップなどの焼き物、窯業製品の総称としても使われています。いわゆるお皿やコップなどが有名ですが、歯に使用されるセラミックは、お皿やコップのようにすぐ割れるようなものではなく、人の持つ噛む力にも耐えうる強度を持たせて作られます。
セラミックの最大のメリットは、その強度も去ることながら天然の歯と見分けがつかないほどきれいに修復できる審美性で、1950年頃から美しさが求められる前歯をはじめとした見た目を考慮した治療に多く使われるようになりました。近年ではセラミック補綴の強度はより増してきており、昔はあまり使用されなかった奥歯の治療にも最適な素材となりつつあります。
金属のようなアレルギーの心配もなく、同じく白い補綴のレジン(プラスチック)よりも強度や天然歯の再現性の高いセラミクックは、歯科の治療において審美面・健康面においてメリットの多い材料であると言えます。
歯科治療では多くの金属を用いた治療があります。しかし、花粉や食物、動物などによるアレルギー患者が増え続ける近年、歯科においては使用する修復物の金属によるアレルギーが問題になることがあります。
歯科用金属でアレルギーを起こす金属というとむし歯治療の後に保険で使用するパラジウムやニッケル、コバルトクロム等で、一般的な名称としては「銀歯」と呼ばれています。1992年、広島大学による調査では、金属アレルギー検査を行った患者529名を対象とした10年間の調査にて、後ろ5年から陽性率が高くなったパラジウムについて、注意が必要であるという考察を出しています(※1)。 そのため、金属アレルギーのある患者さんが金属(銀歯)を全てセラミックにやり変える、メタルフリー治療(金属を全く使わない治療)を希望されることがあります。
そして金属アレルギーが気になる場合の補綴物(詰め物や被せ物)の選択肢の一つとなるのが、金属を使用しないセラミック治療です。金属を使わない治療をノンメタル治療(メタルフリー治療)といい、審美性(見た目)とアレルギー予防の観点から、希望される患者様は少なくありません。
※1)検査した金属元素全体の陽性率が前 5 年の 55.2% から 後 5 年の 40.2% へとやや減少していることにも関連 して、それぞれの金属で陽性率に減少傾向がみられ る中で、パラジウムは増加しており、パラジウムは 歯科用金属の中で感作を起こしやすい金属と考えら れる。
歯科治療の中で白い補綴(詰め物や被せ物)というとセラミックの他にレジンが挙げられてます。セラミックは焼き物(陶磁器)で、レジンは樹脂(プラスチック)と全く異なる材料を使います。レジンは昔から歯科材料として使用されてきましたが、「割れやすい」「取れやすい」「着色しやすい」というデメリットもありました。しかし、素材の進歩と接着技術の向上、そして歯を大きく削る必要がないという利点から近年では小さな虫歯に多く使用されるようになってきています。
セラミックとレジンの大きな違いの一つに保険適用か保険適用外かというコストの問題があります。セラミックは全般的に自由診療となり、レジンを使った治療は一部保険が適用されるものもあります。しかしレジンを使った治療でも、審美的な目的で行うものや、適用範囲外の治療は自由診療となります。
同じ自由診療で考えても、単価自体はレジンよりもセラミックの方がかなりコストはかかってしまいますが、例えば同じ大きさの「詰め物」で考えた場合、適合・硬さ・審美性などにおいてセラミックのほうが優れているところが多く、レジンがセラミックより優れているのは「コスト」と「歯の切削量が少ない」という2点が主となります。
| 種類 | セラミック | CAD&CAM冠 |
|---|---|---|
| 強度 | ◎ | △ |
| 審美性 | ◎ 天然の歯に近い |
△ 白いが単色(一部積層構造可) |
| 清掃性 | ◎ 歯垢や歯石が着きにくく落としやすい |
△ 経年劣化や着色しやすい |
| 精度 | ◎ 精密印象・技工士の調整が可能 |
△ 一般的な印象と機械による削り出し |
| 耐久性 | ◎ 10年生存率91%(※2) |
△ 概ね4〜5年 |
| 適用 | ○ 全歯(例外有り) |
△ 適用有り(保険のルール) |
| 金属アレルギー | ◎ 有効 |
◎ 有効 |
| コスト | 120,000〜160,000円(税込132,000〜167,000円) | 6,000円〜 |
※2)PubMedなどのデータベースから1,389論文を抽出し、患者脱落率30%以下、追跡期間5年以上などの選定基準にしたがって絞り込み、最終的に1997年~2013年の14論文を選定、分析した。ポーセレン、ガラスセラミックを合わせた全体の生存率は、5年(5,811修復)で95%、10年(2,154修復)で91%
レジンによる歯の修復は主に小さなむし歯がメインですが、2017年から「CAD&CAM冠」というレジンにセラミックの粉末を混ぜて強化した歯が保険適用で使用されるようになりました。確かにCAD&CAM冠の強度はレジンに比べて強くなりましたが、セラミックの程の強度はなく、割れたり取れたりというリスクは否めません。
また、経年の使用に伴い摩耗することも確認されています。更にセラミックは、ジルコニアという人工ダイヤモンドの技術を使用することにより、更に強度を増すことも出来ます。
※2012年に治療後、2014年の状態(セラミックの経過予後には個人差・メインテナンスによる差があります)
セラミックの審美性については、天然の歯と区別がつかない程度にまで近づける事が可能です。CAD&CAM冠に関しては2020年より適応になった前歯は積層構造(複数の色調を積層した構造)になったもののセラミックほど精密な色調を出すまでとはいきません。
また、セラミックは汚れに強く清掃性が高いため、経年劣化の少ない素材ですが、CAD&CAM冠はどうしても着色や変形(摩耗等)が経年劣化として現れてしまいます。
最近では「セラミック矯正」という、健康な歯を根だけ残してその上にセラミックの歯をきれいな歯列のように並べる治療を受け、そのリペア(修復)を希望される患者様が増えてきています。セラミック矯正は通常の矯正に比べ、治療期間もコストも抑えられることから、歯並びの悪い人からしてみれば矯正装置を着けないうってつけの治療に思えますが、健康な歯を削るということは、二度と削った部分は戻らないということを知っておかなければなりません。セラミック矯正の弊害は、歯の根にこれまでと違った角度から大きな負荷がかかることで耐えられなくなったり、咬み合わせが合わなくなってうまく咀嚼や会話ができなくなるというリスクもあります。
全てのセラミック矯正が悪いわけではありませんが、歯の治療はまず「咬み合わせ」を考えること、そしてなるべく天然の歯を残すことが大切です。当院でも、ラミネートベニア(付け爪のようなセラミック)や、補綴時の歯列の調整など、限定的にセラミックにより歯並びを整えることもありますが、条件が整っていない無理なセラミック矯正は行っておりません。セラミック矯正後のリペアは大変な治療になりますので、もしセラミック矯正をご検討中なら当院でもその是非をご確認頂ければと思います。
アップル歯科では、補綴(詰め物や被せ物)の治療が必要になった場合、トリートメントコーディネーターもしくは歯科医師による「補綴カウンセリング」を行っています。補綴カウンセリングでは、患者様ごとにその治療で選べる選択肢を、保険も自由診療も含めてご説明し、メリットもデメリットもお話した上で補綴をお選び頂くカウンセリングです。
歯は何度も治療を繰り返すことができません。ですから、できる限り多くの選択肢の中から、患者様にピッタリの治療をご提案し、お選び頂くことが大切だと考えています。どんな補綴を選んでも、当院はその治療に最善を尽くします。些細なことでも構いませんので、気になることは補綴カウンセリングでお気軽にご相談下さい。
インプラントは危険な治療ではありませんが、どんな治療にもリスクはあります
インプラントは入れれば必ず定着し噛めるようになり、一生涯何もしなくてもOKという治療ではなく、しっかりしたメンテナンスや噛み合わせに対しての対策をしていなければいけません。
また、インプラントに失敗する人には共通点があります。事前に対策を行うことで成功率を上げる事ができるため患者さんの協力と歯科医師の診断力が必要不可欠になります。
歯磨きや歯医者さんでの歯石取りをせずお口の中に歯垢や歯石がたくさん付いてしまっている方はインプラントの失敗確率が高くなります。歯垢や歯石は細菌の塊なので、インプラントと骨の周りに炎症作用を発生させ、インプラントがうまく定着しない、もしくは定着していたけれども抜けてしまう、といった事が起こります。
歯軋りや食いしばりをする人はインプラントに余計な力をかけてしまうため、プラークコントロールが悪い人と同様でせっかく埋めたインプラントが定着しなかったり、定着したインプラントが抜けてしまったりします。そのため、歯軋りをしていたり食いしばりしたりする人に対しては歯軋りや食いしばりをやわらげるマウスピースを製作する事をお勧めしております。
喫煙は体だけでなく歯や歯周組織にとっても悪い働きをします。タバコは歯周病を悪化させるだけではなく、インプラント治療においても大きな失敗のリスクとなります(※1)。特に1日20本以上お吸いになられる方はとてもリスクが高くなります。1番の理想は禁煙していただく事ができればいいのですが難しい場合はリスクを承知で処置させていただく事となります。
インプラント脱落と喫煙との関連性については,現在喫煙の患者,すなわち埋入時あるいはそれ以前に遡ってたば こ煙曝露が継続してある場合,オッズ比で約 2 倍の脱落リスクが有ることがわかった
骨がスカスカでやわらかい人はインプラントに対しリスクがあります。骨粗鬆症の人はインプラントができないというわけではありませんが、普通の人より治療期間がかかったりすることがあります。より骨に結合しやすいインプラントも存在しているため、症状に合わせて対応する事は可能ですが、「ビスホスホネート製剤」という骨を強くしている薬を飲まれたり、注射したりされている方は一時的に薬を止めてもらう場合や、施術する事ができない場合があります。
糖尿病は免疫力が低下してしまう為、感染のリスクが大きく傷も治りにくいためリスクが高いと言えます。特に糖尿病の方に対してはHbA1c(糖尿病の数値)や合併症の有無をお聞きし、特にリスクが高い場合は内科医に対診させていただくこともあります。
インプラント治療を行うに対して術後に飲んでもらいたい薬があったり、タバコを少し我慢していただいたり、硬いものをしばらく食べないでもらいたかったりとインプラントを失敗しないようにアドバイスをすることがあります。
この大切なアドバイスを聞かない人はインプラントを失敗する確率が高くなります。
治療前に噛んでいなかった部分が歯の移動によって噛むようになり、歯の一部がすり減ることがあります。
前歯に隙間が出来る方
歯と歯の隙間が広い歯並びを「空隙歯列」と言い、その中でも上顎の真ん中の歯がすきっ歯になっている状態を正中離開と言います。真ん中の歯に隙間ができるため、見た目の問題が大きいですが上唇が引っ張られる事により歯周病も進行しやすいとされており、原因はいくつかにわかれます。
いずれも原因を取り除く事は重要ですが原因を取り除くだけでは正中離開は改善しません。原因を取り除いた上で正中離開を治す治療が必要になってきます。
正中離開の治療は審美目的のためむし歯等がない場合は自由診療となります
歯を一層薄く削ってコンポジットレジンという樹脂を貼り付けます。ラバーダム防湿というゴムのカバーをつけて施術を行うため、無菌的で唾液が入らない環境での治療が可能となり、接着力を高めます。保険のコンポジットレジンと異なり複数の色味があり、風合いも合わせることができるので仕上がりもキレイにできます。ただし、レジンはいずれ劣化や脱落する可能性が高く、過去の文献でも、レジン(ダイレクトボンディングとは限らず)の使用年数は5年程度という調査結果も出ています(※1)。
| 写真の治療内容 | 前歯2歯のダイレクトボンディングによる正中離開の治療。 |
|---|---|
| 期間・回数 | 1ヶ月・2回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:ダイレクトボンディング×2歯 総額 60,000円(税込66,000円) |
| リスク・副作用 |
|
※1)レジン,インレー,鋳造冠,アマルガムの平均使用年数は,それぞれ5.2,5.4,7.1,そして7.4年であった。
歯を薄く一層削り付け爪のようなセラミックの「シェル」を貼り付けます。歯の表面全体に薄く貼り付けるものもありますが、正中離開の場合はパーシャルラミネートベニアという部分的なラミネートベニアを使用することが多いです。歯へのダメージも少なく、レジンに比べ着色や汚れが着きにくい、外れにくいというメリットがありますが、必ずしも外れないものではなく、経年の使用により外れたり破損することもあります。咬合力が強い方や歯ぎしりのある方には不向きな治療です。
| 写真の治療内容 | 前歯2歯のラミネートベニアによる正中離開の治療。 |
|---|---|
| 期間・回数 | 1ヶ月・2回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:自由診療:ラミネートベニア✕2歯 総額 260,000円(税込286,000円) |
| リスク・副作用 |
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天然歯を削らずに(多少削ることもあります)マウスピースによる矯正力で歯を動かし、前歯の隙間を閉じる方法です。自分の歯をキレイに並べる治療ですので、補綴のようにやりかえが必要になることはありません。正中離開は、マウスピース矯正の中でもインビザラインGoという部分的な矯正を行う装置が得意としている治療の一つです。ただし、奥歯の咬み合わせに問題がある場合など、適応症例から外れる場合はワイヤー矯正による治療となります。矯正後は稀に後戻りがあるため保定・メインテナンスが必要になります。
| 写真の治療内容 | インビザラインGoによる正中離開の治療。 |
|---|---|
| 期間・回数 | 6ヶ月・6回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:インビザラインGo 総額 400,000円(税込440,000円) |
| リスク・副作用 |
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このように正中離開に対して、治療法はいくつかあります。もちろん「治療しない」というのも選択肢です。「治療した方が良いのか」「自分にはどの治療法が良いのか」、まずはお気軽にご相談ください。
当院では患者様とのカウンセリングを行い、一人一人に適した治療法をご提案させていただいておりますので、まずは、お気軽にご相談ください。
10〜15分でできる矯正シミュレーション
当院は口腔内を専用のスキャナーで撮影することで現在の口腔内を計測し、DATAとして読み込むことで、歯列矯正後のシミュレーションを行えるiTero(アイテロ)5Dを導入しています。
iTero5Dとは、口腔内をデジタルスキャンし、DATA上の歯型をとる機械です。更にこの取ったデータから歯並び矯正のシミュレーションを行うことがでるため、撮影から約15分でシミュレーションまで行える機械です。
通常の歯型は印象材という材料を練和してトレーに盛り、お口の中でそれを噛んだ状態で固めるため、手間と時間がかかる上、嘔吐反射がある方には苦手な作業でした。しかしこのIteroはカメラの先端を口腔内に挿入し、撮影するだけですので、嘔吐反射を起こす方もほとんどおられません。
その他にも、作成したDATA上の歯型から補綴(詰め物や被せ物)を作ったり、隠れた虫歯を発見したり、歯垢や歯石の取り残しの確認、咬み合わせのチェックできる機能も着いています。当院では歯並び治療だけではなく、患者様の口腔内を確認したいときに、このiTero5Dでお口全体をデータとして読み取って検査を行います。
※iTero5Dの使用に費用は頂いておりません。
矯正すると自分の歯並びがどのようになるか気になる方、治療するかどうかわからないけど歯並びを確認したいという方も、お気軽にスタッフまでお声掛け下さい。矯正治療をするかしないかは、シミュレーションを診てから決めていただいて結構です。シミュレーションをすることで、その他のお口の疾患やリスクを見つけることにも繋がりますので、お気軽にお申し付け下さい。iTero5DはレントゲンのようにX線を使いませんので、被爆の心配の必要ありません。
そのうえで矯正に興味がある場合は、それぞれの患者様のシミュレーション結果に合わせて、最適なプランを提案させていただきます。
「歯並びが気になる」「矯正したらどうなるのか知りたい」と思ったら、まずはお気軽にiTero5Dを使用したシミュレーションをお試しください。
歯の形や歯並びをデータ化してみると、今まで気づかなかった歯並びの悪さに気づく方もたくさんいらっしゃいます。今後の人生を思い切り笑って過ごすために、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
また、歯並びシミュレーションは、過去に矯正治療をされた方で、後戻りしてしまった方にもお薦めしております。歯並びにコンプレックスを抱えている方、もうすでに諦めている方、1度矯正をしたけれど後戻りが気になる方、一度無料の歯並び矯正シミュレーションをしてみませんか。カウンセリングにて、治療の是非・費用のこと、何でもお気軽にご相談下さい。
Before
After
| 治療の内容 | マウスピース型矯正装置(インビザラインGo)による部分矯正による治療 |
|---|---|
| 期間・回数 | 5ヶ月・10回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:マウスピース型矯正装置(部分矯正) 総額 400,000円(税込 440,000円) |
| リスク・副作用 |
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Before
After
| 治療の内容 | マウスピース型矯正装置(インビザライン)による歯列矯正とセラミックインレー、精密根管治療、オフィスホワイトニングによる総合治療 |
|---|---|
| 期間・回数 | 2年2ヶ月・30回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:マウスピース型矯正装置(全体矯正)+精密根管治療×2歯+オールセラミックインレー×7歯+オフィスホワイトニング 総額 1,265,000円(税込 1,.391,500円) |
| リスク・副作用 |
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Before
After
| 治療の内容 | インビザラインGoによる部分矯正とホームホワイトニングによる治療 |
|---|---|
| 期間・回数 | 7ヶ月・8回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:インビザラインGo(部分矯正)+ホームホワイトニング 総額 400,000円(税込 440,000円) |
| リスク・副作用 |
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Before
After
| 治療の内容 | マウスピース型矯正装置(インビザラインGo)による部分矯正とホームホワイトニングによる治療 |
|---|---|
| 期間・回数 | 6ヶ月・9回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:マウスピース型矯正装置(部分矯正)+ホームホワイトニング 総額 400,000円(税込 440,000円) |
| リスク・副作用 |
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Before
After
| 治療の内容 | マウスピース型矯正装置(インビザライン)による歯列矯正とホームワイトニングによる治療 |
|---|---|
| 期間・回数 | 9ヶ月・13回(カウンセリング・検査・歯周病治療含む) |
| 費用 | 自由診療:インビザラインGo(部分矯正)+ホームワイトニング 総額 400,000円(税込 440,000円) |
| リスク・副作用 |
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Before
After
| 治療の内容 | マウスピース型矯正装置(インビザラインGo)による歯列矯正 |
|---|---|
| 期間・回数 | 7ヶ月・8回(カウンセリング・検査含む) |
| 費用 | 自由診療:マウスピース型矯正装置(インビザラインGo) 総額 400,000円(税込 440,000円) |
| リスク・副作用 |
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ワイヤー矯正の場合、ブラケットと呼ばれる装置を歯につけることで歯垢や食べかすが溜まりやすく、歯ブラシ等での清掃の難易度も上がってしまいます。これにより虫歯や歯肉炎を起こしやすくなります。普段のセルフケアが苦手な方にはまず適切な歯ブラシ指導からさせていただくことがほとんどです。当院は虫歯の早期発見・治療、歯周治療、メインテナンスも徹底して行います。
矯正装置を装着した後の数日間は歯が浮いたような感覚であったり、圧迫されているような痛みがあったりします。特に食事の際は痛みを感じやすいでしょう。これは歯が動く際の正常な反応です。通常、時間経過により痛みは消失していきます。
装置に慣れるまでの(1週間程度)は器具やマウスピースの端が当たったりして頬の粘膜や、唇、舌などに口内炎ができることがあります。お薬や、装置をカバーするワックスをお渡しできますのでお申し付けください。
顎関節が弱い方やもともと食いしばりの強い方の場合、矯正治療に伴い関節異常が出ることがあります。
矯正治療により歯が揺さぶられる期間が長いと歯の根が吸収されて短くなる恐れがあります。この状態は健康な歯周組織であれば問題ありませんが、歯周病に罹患した場合はもともとの歯の寿命に影響することが考えられます。
歯茎や歯槽骨が根の方向に退縮し、歯の根が露出することがあります。歯の形によっては隣接する歯と歯茎の間に三角形の隙間(暗く抜けるのでブラックトライアングルと呼ばれます)が生じることがあります。
歯の神経が外来刺激により炎症を起こしたり失活したりすることがあります。
治療前に噛んでいなかった部分が歯の移動によって噛むようになり、歯の一部がすり減ることがあります。
治療中または治療後、歯の表面にわずかなひび割れ(クラック)が生ずることがあります。
ワイヤー矯正に用いるブラケットは主に金属です。体質により金属アレルギーを引き起こす事があります。不安な方は皮膚科にてアレルギー検査を受けていただきます。また金属を使わないマウスピース矯正のご提案もさせていただきます。
ワイヤー矯正の場合は月に1回、マウスピース矯正の場合は歯科医師が指定した期間での来院が必要ですが、この期間が守られない場合は治療終了までの期間が長くなります。また、歯の動きやすさには個人差がありますので予想以上に動きづらい歯がある場合も同様に期間の延長があります
大阪・梅田でガミースマイルのお悩ならアップル歯科にご相談ください。
歯を出して微笑むと歯ぐきまで見えてしまう口元のことをガミースマイルと呼びます。
ガミースマイルの「ガミー(gummy)」とは「gum」=「歯ぐき」のことで、笑うと歯茎が見えることからGummy Smile(ガミースマイル)と言われます。ガミースマイルは、歯ぐきが露出しやすいために乾燥しやすく、口臭の原因になったることもあります。また、ガミースマイルで最も気になるのは見た目の問題で、歯ぐきが見えることをコンプレックスに感じる人は少なくありません。
ガミースマイルは決して珍しいものではなく、程度の差こそあれ、日本人の約2割がガミースマイルになるという報告もあるほどす。(※1)
※1)微笑時の歯肉露出であるガミースマイルは魅力に乏しいとされ、日本人に置いて発現率は20.2%と報告されている。また近年、ガミースマイルの治療を希望する患者が増加している。
ガミースマイルの原因は、骨格の問題(上顎から鼻の下までが長い)や、歯の形状の問題(歯に歯ぐきが被っている)、筋肉の問題(上唇を引っ張る筋力が強い)、歯列・咬合の問題(上顎前突等)などが挙げられます。
これらは親からの遺伝的な要素でなっていしまうものもあれば、習癖(くせ)などが原因で荒天的にガミースマイルになってしまう場合もあります。
日本人に限って言えば、骨格の問題が最も多い原因と言われています。ガミースマイルは「治療できない」と思われておられる方もいらっしゃいますが、実は治療法はいくつかあります。もし、ご自身の笑顔にコンプレックスを感じ、治療を望まれておられるようでしたら、一度ご相談にお越しください。一人一人の症状に合わせカウンセリングを行ってご提案させていただきます。
歯と歯茎の境目にある余分な歯茎を切り、綺麗に整える治療です。この治療では歯頸ラインという歯と歯茎の境目が綺麗になります。デメリットとしては相対的に歯が長く見えてしまう事がありますが、元々歯の長さが長い方には違う治療法を提案します。
口腔前庭と言われる唇と歯茎との間のスペースを狭くし、笑った時に必要以上に唇がめくり上がらないようにする治療法です。この治療法では笑った時に唇が必要以上に上がってしまい、歯茎が見えてしまう人に適応します。
矯正治療で歯のポジションを適切にする事でガミースマイルを改善します。歯並びも綺麗になるため一石二鳥の治療と言えます。矯正だけで改善が難しい場合もあるため、歯肉石灰や、口腔前庭狭小術を併用して行うこともあります。
ガミースマイル治療の特徴は、その原因は状態によって治療法が異なることです。例えば矯正治療だけで改善することもあれば、歯肉切除や口腔前庭狭小術により改善することもあったり、これらの治療を組み合わせて行うことで、見た目及びQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の改善を行います。
Before


After

| 治療の内容 | 歯肉切除によるガミースマイル治療。 |
|---|---|
| 期間・回数 | 1月・3回(カウンセリング含む) |
| 費用 | 自由診療:歯肉切除✕2歯 合計 55,000円(税込) |
| リスク・副作用 |
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例えば、出っ歯の状態の場合、口を開けた際に上唇が持ち上がって歯ぐきが見えてしまいます。そのため、歯列矯正で歯並びを治療し、前歯を後方へ動かすことで改善が見られることもあります。
また、出っ歯以外にも、過蓋咬合という歯並びの場合も笑うと歯ぐきが見える場合があります。 過蓋咬合は下の前歯が見えないほど、上の歯に深く覆いかぶさっている状態なのでガミースマイルになりやすいと考えられます。 もちろん、患者様の状態によるので一概には言えませんが、歯が出ていることが原因である場合は、歯並びを矯正することでガミースマイルが改善する可能性もあります。
さらに近年ではアンカースクリューという小さな医療用ねじを用いることで、難しい歯の動きも可能となる場合があり、外科矯正を行うことなく、歯並び矯正のみで治療を進めることもあります。
ガミースマイルがコンプレックスとなり、ストレスに感じているのであれば、今後のためにも治療を検討してみてはいかがでしょうか。
前述したように、ガミースマイルは外見が気になるというだけでなく、口臭の原因にもなりかねません。審美性と、歯の健康維持の両面を考慮した上でご判断いただければと思います。 また、ガミースマイルは病気ではなく、審美目的の治療と見なされるため、自由診療となり、費用面も大きな判断材料となります。
もちろん、最終的に決断するのは患者様ですが、決してご自身だけで抱え込まず、まずは歯科医師に相談した上で、治療するかどうかをご判断いただければと思います。
大阪でガミースマイル治療ができる歯科をお探しの方は、ぜひ梅田アップル歯科にご相談ください。
歯肉切除や口腔前庭狭小術は、外科処置を伴う治療です。そのため、「痛い?」「治療期間は?」「傷跡は?」など、気になることもたくさんあると思います。また、どんな治療が適しているのかもご自身ではわからないこともあるかと思います。
当院では、これらの治療をしっかりカウンセリングで患者様とお話しし、適切な治療法をご提案いたします。
予約の前に知っておきたいマウスピース矯正のQ&A
歯並びが気になる患者様に対しては歯列矯正による歯並び改善が有効ですが、いざ初めてみようと思うと「ワイヤー矯正?」「マウスピース治療?」など、どんな治療で何が良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。また、費用がどのくらいかかるか、支払い方法はどうなのか、期間はどれぐらいかかるのか等、たくさんの不安や疑問もお持ちかと思います。
矯正治療は、始めてしまえばなかなか医院を変えることもできないので、その歯科との「長いお付き合い」が始まります。ですから当院では、矯正治療をご検討中の方に費用のかからない無料相談会をご用意しています。
もちろん、無料相談を受けたから必ず矯正をしなければいけないということはなく、相談だけでも大歓迎です。無料相談と通常の矯正相談は内容が異なりますので、ご予約の際に電話なら「無料相談希望」とお伝えいただくか、WEB予約なら「矯正・歯並び相談」を選び、ご要望欄に「無料相談希望」とご入力下さい。
他の医院での治療を検討されており比較したいという方ももちろん無料で相談させていただいておりますので是非お気軽にご予約ください。
矯正相談は、矯正の知識を持った歯科医師が対応致します。ご希望であればiTeroというスキャナーを用い、10分程度でできる歯並びをシュミレーションを診ながらお話することも可能です。
これから始まる矯正治療ライフのパートナーとなる歯科選びになりますので、治療の内容・装置の種類・歯科医師との相性など、矯正相談を通してご判断いただき、じっくりご検討下さい。
当院では、矯正を専門的に取り扱う矯正医(日本矯正歯科学会の認定医)が最終的な診断を行っております。本格的に矯正治療を始められる方や矯正医の話を聞いてみたいという方は、矯正治療用の精密検査を受けていただき正確な診断をさせていただいてからの相談となります。
矯正医の専門相談を受けるかどうかは、無料相談後にご判断いただけます。また、実際に矯正を受ける場合は専門相談を受診頂く必要があります。
上記のように、期間・費用の他、装置の選択肢などのご質問が多いです。わからない内容がありましたらどんなことでもご質問頂ければ結構です。歯科医師がしっかりお答え致します。
医院情報
医院名:梅田アップル歯科| 曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
| 診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は右記記診療カレンダーをご覧下さい。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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休診日
日曜・祝日診療
13時迄
アクセス・地図
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